元カレ・元カノからの脅迫にやってはいけない4つの事と、3つの対処法

元交際相手からの脅迫は長引けば長引くほど解決が遠のきます。

拗れた恋愛感情やそれが満たされない復讐心は時間の経過とともに肥大するからです。最悪のケースでは、命を落とすなど、取り返しのつかない問題を引き起こすことすらあります。

しかし、感情的になっている相手を刺激してエスカレートさせないために脅しに従ってしまい、法律事務所に助けを求める方が後を絶ちません。

そこでここでは、元カレや元カノに脅迫された時の対処法を、弁護士がわかりやすく解説していきます。

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1. 元カレや元カノからの脅迫事例

元カレや元カノから脅迫された事例のうち、弁護士に相談が多いものをピックアップして紹介します。

1-1. 復縁しないなら危害を加えると告げてくる

メールや電話、LINE、SNSなどを通じてしつこく復縁を迫られ、それを拒否すると、社会生活に影響を及ぼすレベルの嫌がらせや行動を起こすと脅してきます(具体的言動についてはこの後で解説します)。

中には、「復縁しないなら死ぬ」「お前も道連れにする」といった言葉で迫ってくることもあります。

1-2. 交際時に遣ったお金の返還を求めてくる

交際時に費やしたデートやプレゼントに掛けたお金は贈与と看做されるため返還する必要はありません。これは、「あげる」という形で生活費の援助をしていた場合も同様です。

にもかかわらず、「結婚を前提としていたから支払っていた」「ヤクザに取り立ててもらう」といった脅し文句で返金を迫ってきます。

「返さないなら訴訟を起こす」と内容証明郵便を送りつけてくるケースもあります。

1-3. 不倫を家族や会社にばらすと脅してくる

別れた後に元不倫相手が復縁を要求してくることがあります。

拒否すると、「不倫していたことをアナタの配偶者(夫や妻)にばらす」、職場不倫だった場合は「会社に私たちが不倫していたことを告白する」などと脅迫してきます。

なお、職場不倫のケースでは、脅して退職を要求してくることもあります。

1-4. 裸の写真や性的動画をネットにばらまくと脅してくる

交際時に彼氏の求めに応じて裸や下着姿の写真を送ってしまったり、性行為の時に動画撮影を許してしまう女性がいます。

交際解消後に元カレが復讐目的を果たすために、これらをネットに流出させると脅迫してくるケースもあります。

中には、具体的に流出させるとは告げずに、単に写真や動画を元カノに送りつけて無言の圧力をかけてくるケースもあります。

さらに酷いケースだと、これらの写真や動画をネタに性行為の強要や金銭の要求をしてくることもあります。

1-5. ストーカー行為をしてくる

元カレや元カノが、分かれたあとにネットストーカーをして情報収集することがあります。

今では、twitterやFaceBook、Instagramなどで自分の生活の様子を公開している人が多いため、交際解消後も相手の行動を把握することは容易です。

元交際相手がネット上で他の異性と親しくしているのを発見すると、「自分と付き合っている時からコイツと浮気していたんじゃないか?!」「絶対に許さない。お前の人生めちゃくちゃにしてやる」などと言い掛かりをつけて脅してくることもあります。

2. 元カレや元カノの脅迫はどんな罪になるの?

2-1. 脅迫罪

脅迫罪とは、ある人やその人の親族の、生命・身体・名誉・自由・財産に危害を加えることを告げることで成立する犯罪です。2年以下の懲役または30万円以下の罰金刑が定められています。

例えば、「俺を振りやがって。殺してやる(殴ってやる)」「付き合っていた時のセックスの動画を共通の知人に送りつけてやる」「お前の親が交際を反対したのが別れた原因だ。実家に火をつけてやる」といった言葉があれば脅迫となります。

なお、被写体が誰かを特定できる性的な画像や動画をネットなどに流出させた場合は、リベンジポルノ被害防止法違反として、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。

2-2. 恐喝罪

恐喝罪とは、人を脅迫して畏怖(怖がらせること)させ、金品を交付させることで成立する犯罪です。10年以下の懲役刑となります。

例えば、「付き合っていたときに俺が支払った食事代やプレゼントであげた指輪を返せ。返さないなら死んで詫びてもらう」「家賃・水道代・電気代の半分は返してもらう。嫌ならどんな手段を使ってでも支払ってもらう」といったケースです。

2-3. 強要罪

暴行(暴力)や脅迫を用いて、人に義務がないことを行わせたり、人の権利の行使を妨げることで成立します。3年以下の懲役刑です。

例えば、「寄りを戻してくれないならあなたを殺して私も死ぬ」「あなたが会社をやめないなら、私達が職場不倫していたことを上司に報告するしかない」といった言葉です。

なお、相手が反抗できないほどの脅迫文言で性行為を強要すれば、強制性交等罪(旧強姦罪)が成立することもあります。例えば、元カレが元カノを呼び出し、「今ここで俺とセックスしないなら殺す」などと脅して性行為に及ぶなどした場合です。

2-4. ストーカー規制法違反

恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的でつきまとい行為をすれば、ストーカー規制法違反として、1年以下の懲役または100万円以下の罰金刑に処せられます。

つきまとい行為とは、あとをつけてくる・待ち伏せする・面会や交際を強要する・拒否しているのに何度も電話やメールをしてくる等の行為です。

上記で説明した、強要罪と違い、脅迫が伴っても伴わなくてもこの法律を適用することができます。

例えば、「俺ともう一度付き合わないならお前の人生を滅茶苦茶にしてやる」と脅迫する場合だけでなく、「俺ともう一度付き合え」としつこく連絡してくるケースでもこの法律に違反します。

2-5. 名誉毀損罪

名誉毀損罪とは、不特定または多数の人に、ある人についての事柄を摘示し、その人の社会的評価を低下させることで成立します。3年以下の懲役または50万円以下の罰金刑です。

例えば、「ホテルで撮影した性行為の動画を掲示板にアップしてやる」「あなたの会社に乗り込んで不倫していたことを同僚の皆にばらしてやる」と脅迫していた人が、本当に動画を掲示板にアップロードしたり、会社に乗り込んで事実をばらした場合などです。

3. 無視しても大丈夫?

元カレや元カノが脅迫するのは、構って欲しい、脅してでも復縁したい、といった理由の場合もありますが、多くの場合、未練があるのに別れを切り出された(或いは、別れる原因を相手が作った)ことによる恨みの感情が原因です。

自分を否定された自分を苦しめた相手が全て悪い。そういった身勝手な感情から復讐心のために相手を脅し、怯えている様子、自分に従って行動している様子をみて復讐心を満たしているのです。

このような感情を抱いている元カレや元カノに対し、携帯番号やメルアドの変更、着信・受信の拒否、SNSアカウントの削除・ブロックといった無視する行動にでると彼らはどう感じ取るでしょうか。

中には、連絡がつかなくなったことで冷静さを取り戻す人もいるでしょう。しかし、「また自分を否定(拒否)された」そう捉えて、余計に感情を激化させる怖れもあります。

単に無視するだけでは根本的な解決にならないばかりか、最悪の事態を招いてしまうリスクがあることも考慮にいれなくてはなりません。

約1年間交際していたが、Bが2012年秋に外国留学するようになった頃からAへの別れ話が出た。2013年春にBが留学を終えて帰国したが、Aは執拗に復縁を求めた。BはAからの連絡をしぶしぶ取っていたが、2013年6月からは携帯電話を着信拒否し、連絡を完全に絶つようになった

復縁できないと思ったAは、2013年夏からBの殺害計画を練りはじめ~(省略)

犯人は被害者母娘の娘の元交際相手で以前に勤めていた会社の同僚だった。事件前には娘の顔面を殴打する事件を起こすなど、娘に執拗に付きまとっていた。娘はそのことが原因で仕事を辞めている。知人にストーカーの存在を明らかにしていた。また、娘の携帯電話には男から大量の嫌がらせメールが送りつけられていた。事件当時には被害者宅の固定電話は元交際相手の男からの着信を拒否する設定がなされていた。事件前日の6月23日には男が娘に接触を図ろうとしたが避けられていた。

2011年6月24日、母娘が住むマンションに男が押し入り、執拗に刃物でめった刺しにすると~(省略)

4. 脅迫されてもやってはいけないこと

無視することが良くないからといって、必要以上に相手方と連絡と取り合うことはそれもまた被害を拡大させることに繋がります。

ここでは、元カレや元カノから脅されてもアナタが絶対にしてはいけない行動をお伝えします。

4-1. 当事者同士で話し合いの場を持つこと

脅してきている元交際相手をなだめようと、説得を試みるために二人で話し合いの場を持つのはやめましょう。

未練がある場合、「脅せば二人で会う事ができる」と学習してしまいます。

また、自宅に押しかけてこられたり車で待ち伏せされた場合、「ちょっと話をするだけだから」と言われたとしても、家に招き入れたり車に乗り込まないようにしましょう。

密室の人目につかない環境は脅迫するのに適しています。しかも当事者である二人だけだと、揉め事になったときに、最悪命を落とす事件に発展することすらあります。

4-2. 共通の友人・知人を介入させる

元交際相手を脅迫する人(特に男性)にはプライドが高い傾向にあります。

「別れを告げられた→自分を否定された→プライドが傷ついた→許せない。復讐してやる」こういった思考に陥りがちです。

当事者ではない共通の友人知人に、自分が元交際相手を脅迫していることが知れたらプライドの高い人間がどう感じるかは想像に難くないでしょう。

後で説明しますが、当事者とは全く無関係な、警察または弁護士を介入させるようにしましょう。

4-3. 今カレに助けに入ってもらう

一人で抱え込まずに、今カレに悩みを相談に乗ってもらう分にはいいのですが、元カレとの揉め事に今カレを登場させるのは危険です。

元カレに未練があるのであれば、今カレはいわば恋敵です。今カレもターゲットにされて嫌がらせ等の被害に巻き込まれる可能性もあります。

また、彼女を他の男に奪われたという敗北感や、元カノと今カレの二人で自分をあざ笑っているのではという被害妄想も生じます。

感情を逆撫でして暴力的な行為に打って出てこないとも限りませんので、今カレの存在自体を知られないように注意しましょう。

4-4. 相手の脅しに従う

一度脅しに従うと、相手の復讐心や支配欲が堰を切ったかのようにあなたに注がれます。

脅せば従うと判断されると止め処なく理不尽な要求が続きます。

また、「自分にまだ気持ちが残っているから要求を受け入れてくれるのではないか」と間違った期待感を与えかねません。元交際相手に脅されても絶対に言いなりにならないようにしましょう。

5. 元カレ・元カノからの脅迫にどう対処すべきか

5-1. まずは証拠を揃える

脅迫された証拠がないと、警察に動いてもらえないことがあります。また、弁護士が元交際相手と交渉する際も、証拠があるほうが交渉が捗ります。

元カレや元カノから脅迫されたときのメールやLINEのトーク履歴、SNSでのメッセージのやり取り、送られてきた裸の画像や動画などは一つ残らず消去せずに残しておきましょう

また、電話での通話はスマホの録音アプリ、会っている時であればボイスレコーダで脅迫してきている音声を記録しておきましょう。

恐喝や脅迫の9つの証拠と、証拠不十分でも警察が動く2つの事例を合わせて読んでおくことをお勧めします。

5-2. 警察に対応してもらう

元カレや元カノの言動次第では、脅迫罪や恐喝罪、強要罪などの犯罪が成立します。

とくに、身の危険を感じた場合には躊躇せずに警察に被害届または告訴状を提出しに行きましょう。元交際相手が逮捕されればアナタの身の安全を守ることができます。

また、恋愛感情の拗れから交際や面会の強要、粗暴な言動などを元交際相手が繰り返してきているようであれば、いきなり逮捕してもらうのではなく、ストーカー規制法に基づき、警告や禁止命令を出してもらうことも可能です。

ただし、警告や禁止命令を出すと、当然のことですが、元カレや元カノに警察から書面が届いたり電話が掛かってきます。

相手を刺激したくない、逆恨みが怖い、より穏便に解決を図りたいと希望するようであれば、次に説明する弁護士による解決も検討してみましょう。

5-3. 弁護士に解決してもらう

今は関係が悪化しているとはいえ、元々は互いに好意をもって接していた仲です。元彼や元彼女も本当は脅迫などしたくはなかったはずです

しかし、そういった間柄であったからこそ、一度相手を脅してしまうとひっこっみがつかなくなって、後戻りが出来ない心理状態にあります。

弁護士は警察と違い、相手の身柄を拘束する権限はありません。だからこそ、相手の感情を刺激することなく、”自分が今やっていることの重大性”を認識させ、”これ以上自分の置かれた立場を悪くしないよう”考え直す機会を与えることができます。

もちろん弁護士の説得や警告に従わない場合には、弁護士が代理して刑事告訴・民事訴訟を起こすよう警告は与えます。

しかし、最初から警察に突き出すのではなく、弁護士を一旦間に挟むことで、元彼や元彼女に後戻りできるチャンスを与えることが穏便に解決するためには必要です。

アナタが元交際相手にその機会を与え、穏便な解決を望むのであれば、当法律事務所までお気軽にご相談下さい。親身誠実に全力でアナタを守ります。相談する勇気が解決への第一歩です。

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