2005年の4月から全面施行された個人情報保護法案により,個人情報取扱事業者は,原則として,保有する個人情報を第三者に提供する為には,本人の同意を得る事が必要となりました。
携帯電話会社も個人情報取扱事業者として,この規定に従わなければなりません。

しかし,当センターにご相談に来られる方の中には,携帯電話番号しかトラブルの相手方に知られていないにもかかわらず,相手方が,自宅や勤務先への電話や訪問をしてきて困っているといった相談が後を絶ちません。

実は,世間ではあまり知られていない事ですが
携帯電話番号から,自宅の住所や氏名を調べる事が可能です

携帯番号調査」「データ調査 携帯番号」等のキーワードでインターネット検索すれば,携帯電話番号から,氏名と住所の割り出しを行っている業者が数多く存在することが分かると思います。
※安いところでは25000円でこのような調査を行っています。

そして,上記業者のサイトを見ると分かりますが,氏名・住所が分かれば,住民票の情報,戸籍情報,勤務先情報も分かりますし,情報の組み合わせによっては,サラ金からの借り入れ状況や,銀行口座・口座残高情報,その他様々な個人情報の割り出しが可能であることが分かります。

もちろん,これらの個人情報の調査には費用がかかります。しかし,これらの個人情報の割出による自宅等への訪問に驚愕し,脅されるがままに金銭を支払ってしまった方の相談が後を絶たないのが実情です。
とすれば,かけた費用以上の対価(脅し取れる金銭)が得られるのであれば,費用対効果の面で優れた恐喝手法と言えるでしょう。

これだけ世間で個人情報の保護が叫ばれる中,なぜこのようにいとも簡単に他人の個人情報を調べる事が可能なのか疑問に思われる方も多いと思います。

調査手法については秘匿扱いとさせて頂きますが,このように,携帯番号一つから,様々な個人情報が判明してしまうことはご理解頂けたと思います。

携帯電話が普及していない頃は,典型的な美人局援助交際トラブルのように,ラブホテルへの出入りの瞬間に,恐喝者が現れ,その場で脅しにかかってくる原始的なケースが多かったのですが,最近では,性行為があった日から数週間後に自宅に押し掛けてきたり,職場に電話がある等の時間差攻撃的な恐喝・脅迫行為が主流になりつつあります。

そして,恐喝や脅迫を半ば生業とするような者にとって,携帯電話番号から自宅住所・氏名・勤務先等の情報を割り出す事は,当たり前の手口であり,また,必要不可欠な手段でもあるのです。

このような個人情報の流出から自分の身を守る対策として,相手方とのやり取りはメールだけにして,携帯番号を教えないようにすることや,レンタル携帯(携帯レンタル会社名義での携帯)を使用するなどの方法があります。

当センターでは,不倫・浮気などの倫理に反する行為や,援助交際・児童買春・ストーカー等の刑罰法規に触れるような行為を認めるわけでは御座いません。
しかし,個人情報の流出が蔓延している現代において,自分の身は自分で守るといった心構えは常に必要であると考えております。

もし,恐喝・脅迫者に,携帯電話番号を知られてしまった方は,当センターにご相談下さい。